30 Voices
上坂あゆ美

これからの幸せの手がかり

「自分の心の声を受け入れること」

歌人/エッセイスト

上坂あゆ美

歌人・エッセイスト。1991年生まれ、静岡県出身。東京都在住。2022年、短歌集『老人ホームで死ぬほどモテたい』(書肆侃侃房)でデビュー。その他の著書にエッセイ集『地球と書いて〈ほし〉って読むな』(文藝春秋)、『会社ではおならをしてはいけません』(双葉社)など。Podcast番組『私より先に丁寧に暮らすな』パーソナリティー。

Q&A

「あいだ」の ウェルビーイング“We-Being”を 叶えるためのキーワード

「自分の心の声を受け入れること」

幸せは、受け取る心の土台があってこそ感じられるもの。その土台を整えるには、「寂しかった」「悲しかった」といった、自分の本当の気持ちに耳を傾けることが大切です。人間は、そうした感情を抱くことを恥ずかしがり、誤魔化そうとしますが、心の声は無視せずに。それは「自分を大切にすること」につながると思います。

それを実感したエピソードは?

私が10代の頃のことをたくさん書いているのは、当時の出来事に今の自分がツッコんだり寄り添ったりして、心に空いた穴を塞ぐことができるからなのかなと。他者や社会と関わることは人間の逃れられない習性であり、幸せの一つであるように思います。昔は一匹狼を気取っていたこともありましたが、人間はいろいろな人と関わって、傷つけて傷つけられて、それでも対話を諦めないことで、もっとうつくしい生き物になれる気がします。

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