
これからの幸せの手がかり
「他者への尊敬」
文芸評論家
三宅香帆
京都市立芸術大学非常勤講師。1994年高知県生まれ。京都大学人間・環境学研究科博士前期課程修了。リクルート社を経て独立。小説や古典文学やエンタメなど幅広い分野で、批評や解説を手がける。著書『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』『「好き」を言語化する技術』『「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか』『考察する若者たち』等多数。2025年、『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』にて、「新書大賞」を史上最年少で受賞。第76回NHK紅白歌合戦ゲスト審査員。
Q&A
「あいだ」の ウェルビーイング“We-Being”を 叶えるためのキーワード
相手の立場に関わらず、他人を尊重すること、人としての尊敬を忘れないことは大切にすることのひとつです。原体験は、自分が大学院にいた時。先生が、全く実力がなかったにもかかわらずいつも自分の発言に耳を傾けてくれたことです。それ以来、仕事でも私生活でも周囲の存在に目を向ける気持ちが大きくなりました。
それを実感したエピソードは?
新書大賞をいただいたとき、担当編集さんや書店員さん、ほかの出版社の方や読者の方まで喜んでくれたシーンが忘れられません。尊敬する仲間とともに成し遂げたという実感はもちろん、「いろんな人と成果を分かち合える」のは誰かと働く幸福のひとつだなと感じました。個人の能力は微力でも、プロジェクトを通すことによって、たくさんの人の幸せに貢献できることは仕事の醍醐味のひとつだなと思います。









