30 Voices
丸山ゴンザレス

これからの幸せの手がかり

「生身の人間に触れること」

ジャーナリスト/編集者

丸山ゴンザレス

1977年、宮城県生まれ。ジャーナリスト、編集者。無職、日雇い労働などから出版社勤務を経て独立。世界中の危険地帯や裏社会の取材を続けている。著書に『タバコの煙、旅の記憶』(産業編集センター)『MASTERゴンザレスのクレイジー考古学』(双葉社)『ナルコトラフィコ』(講談社)など多数。

Q&A

「あいだ」の ウェルビーイング“We-Being”を 叶えるためのキーワード

「生身の人間に触れること」

幸せは自分たちで掘っても気づけないもの。だからさまざまな場所に足を運び、そこで生きるリアルな人々と触れ合うことで世界の解像度を上げて、比較対象をつくる必要があります。優劣をつけるためではなく、自分と相手は何が同じで何が違うのかを知るために比較する。その結果、今の自分たちの幸せに気づけるのだと思います。

それを実感したエピソードは?

世界各地の危険地帯や裏社会を取材してきたので、幸せよりも幸せではない瞬間に多く立ち会ってきました。特に南米の刑務所でインタビューした受刑者が、「幸せだった過去の思い出に浸ることしかできない」と話す姿は記憶に強く残っています。社会と隔絶された人に幸せはありません。どんな状況でも、人や社会とつながり、現在進行形で人生を歩める人は幸せだと思いますね。

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